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渦電流接手に生じる損失には励磁に要する励磁電力損、ドラム中の渦電流による熱損失及び機械損があるが、このうち渦電流による熱損失はすべりに比例して生じるのですべり損失ともいう。

050-1.gif

発電機側に伝達される出力は

050-2.gif

E:伝達される出力 (KW)
P:駆動源からの入力 (KW)
S1すべり
R1:入力側の回転速度 (rpm)
R2:出力側の回転速度 (rpm)
すべり損失はすべりが大きいほど回転ドラム中に発生する熱損失が大きくなるので、不必要に大きなすべりで常用することのないように適切な速度範囲のものを選ぶようにする。
また、出力容量が大きくなるとすべり損失による発熱が大となり冷却法は風冷又は水冷式となる。
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渦電流接手式の交流発電機の回転速度を一定にするための制御回路の一例を図1・26に示す。発電機軸に直結の速度発電機TGの出力電圧と周波数設定器の設定電圧との比較により求められる速度偏差信号を調節器にて増巾し、これを移相器に送り、渦電流接手の励磁電源であるサイリスタの点弧位相制御を行って、出力の回転速度を常に一定にするように動作する。

 

 

 

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